2001/05/29

クルスアスル戦


 国内のリーグ戦に先駆けて始まったコパリベルタドーレスは決勝トーナメントの1回戦でメキシコのクルスアスルに敗れて終わった。リーグ戦の合間を縫うようにチリ・ペルー・ブラジルとのホームアンドアウェーをこなし週2試合のペースでメキシコでのクルスアスル戦まで駆け抜けてきたが遂にセロは負けてしまった。

 メキシコシティーでは自分にとって初めて標高の高いところでの(といってもラパスやキトに比べたら大した事は無いらしい)試合だったが、想像以上に疲労に苦しんでしまった。前半の内に退場者を出してしまう苦しい試合展開に加え標高になれないセロは厳しいゲームを強いられていた。

 現在は国内リーグ戦上位8チームによる決勝トーナメントが行われている最中である。初戦のグアラニを2-0・1-2のトータル4-3で勝利し、準決勝はリベルタと。国内リーグは来期のコパリベルタドーレス出場権がかかっている事もあり、さすがに決勝トーナメントはどのチームも目の色を変えて戦ってくるのでグアラニとの試合もタフなものになった。2試合共出場するチャンスは無かったが次のリベルタ戦の前に代表の南米予選が入っているためその時間を使いアピールし、次のチャンスを勝ち取りたい。

 セロの選手同士名前を呼ぶ時はたいていあだ名なのだがそのあだ名が単純で面白い。自分も初めの頃はあだ名をつけてやると言われていたのだがどうしても嫌だったので必死にヒロだとかノゾミだとか呼ぶようにアピールをしていた。何故かと言うとそのあだ名と言うのが例えば、
・ガリョ→ニワトリ
・カイ→さる
・ペチョ→胸
・ボピ→吸血鬼
・パト→アヒル
・ぺラド→はげ
・ネグロ→黒
・トロ→牡牛
などなど・・・ヒロで良かった。

 今週は南米予選を観戦予定。

2001/05/16

グアダラハラ

 試合が続いている。2週前の土曜日から、クラシックゲームのオリンピア、サンパウロでのパルメイラス、帰ってきてすぐにリーグ戦のドセデオクトブレ、ホームでのクルスアスル戦、一日あいてリーグ戦のルケーニョ、そして翌日にアスンシオンを発って現在はメキシコのグアダラハラで明日のクルスアスル戦に向けて合宿中である。 アスンシオンからサンパウロ・ダラス経由の20時間あまりの移動だった。試合当日の朝にはスタジアムのあるニューメキシコに飛行機で移動するので慌しいが、なんとしてでもクルスアスルを倒して良い気分で帰りの旅路につきたい。

 この2週間たて続きの試合とセロやホテルでのコンセントレイションとで自分の時間はほとんど無くあっという間に過ぎていった。厳しい試合が多く、チームとしても個人としても本当に全力で各試合をこなしている気がする。これからは、国内リーグもリベルタドーレスもホームアンドアウェイのトーナメントになるので1試合も一瞬も気の抜けない試合が続く事になる。特に自分にとっては契約期間内に1試合でも多くの試合をしたいので、負けるわけには行かないし負けてしまったら終わりだ。

 そんな中行われたドセデオクトブレ戦。試合前にお祝いだと言って皆にハッピーバースデーの歌を歌いながら袋叩きにされたが、自分にとって初のバースデーゲームとなった試合に勝てた事は嬉しかった。その後はささやかな食事会。

 メキシコシティーの標高は2300mほどある。それに加えて1点ビハインドの相手はホームで必死にくる事だろう。明日の試合も厳しいものになるのは確実だが、チーム、個人共にしっかり結果を残してベスト8へ進みたい。